【「この世の中に、本当に必要な服とは何なのか?」をテーマに掲げ、本物の職人が持つ孤高な固有性と、その歴史が生み出してきた普遍的な価値を後世に伝えていく為、物質性、芸術性、そして人の温かみを込めたプロダクトを生み出す。】
歴史のある幡屋や織機、それらに携わる職人にフォーカスを当て、素晴らしい製品を後世に残す。そんなコンセプトが示す通り、このブランドの強みは圧倒的な生産背景にあります。
3人チームで構成されるWONDER ROOMは、デザインと企画、生地の企画と、それぞれに特化したメンバーが集結。
特に生地に関しては、今まで培ってきた経験と人脈を活かし、新規ブランドながら日本有数の生地メーカーが生産を担っています。
一人の職人と古い時代の吊り編み機、そしてWONDER ROOMの生地デザイナーによって作られたスウェット生地。
デザイナーから生産背景の説明を受けて、一括りで認識していた吊り編み機の概念が大きく変わった逸品です。
生地製作を打診してから完成まで約2年。
加えて職人さんと生地デザイナーが信頼関係を構築するまでの月日も考慮すると、更に多くの時間を要しています。
他とは異なる特殊な吊り編み機を扱える唯一の職人さんが、その出来栄えにやっと納得したという裏毛のスウェット生地。
糸と度目の詰め方のバランスはこの機械でのみ表現できるとのこと。
1時間に30cmしか編むことができない、丁寧且つ慎重に織られたこの生地の美しさは裏のループの端正な表情に現れているかと思います。
後付けパーカはベーシックなデザインながら、袖ぐりのパターンに工夫が。もちろん腕の可動域を上げる仕様ですので、前後の動きに対するステッチの干渉が全くありません。
スプリットラグランを変形させたような弧を描くパターン。
可動のストレスがなく非常に動きやすい印象です。
ポケットはフロント2つと両サイドのシームにも搭載。
両ポケットとも、モノを入れても滑落しづらいバランスに設計されています。
シルエットは程よくゆとりのあるリラックスフィット。
上質さと堅牢さを兼ね備えたスウェットウェアとなっています。
この吊り編み機で作られたプロダクトは「WHALE」というラインナップ。
このホエールラインのスウェット生地は量産の確約が出来ず、現状ブランドがストックしている生地の分だけで展開していくという限定的なリリースとなります。
身長170cm 体重60kg SIZE S着用
参考ブログはこちらからご覧ください。
-Atozuke Hoodie-
SPEC
SIZE S 着丈71cm/身幅59cm/裄丈86cm
SIZE M 着丈73cm/身幅61cm/裄丈88cm
SIZE L 着丈75cm/身幅63cm/裄丈90cm
MATERIAL
COTTON 100%
MADE IN JAPAN